長押しで活用と敬語
動詞や形容詞の候補を長押しすると活用パネルが開きます。上下で活用、左右で丁寧さを選び、指を離すと確定します。人称、家族、あいさつなどのよく使う言葉も、長押しで言い方を選べます。
操作
- 動詞を打ちます。たとえば
ikuで、候補「行く」の下に短い線があれば長押しできます。 - 「行く」を長押ししたままにすると、パネルが開きます。言葉の横には活用の種類「五段」が出ます。
- 指を下へ動かして、左の列から活用を選びます。たとえば「ます形」。
- 上の目盛りに沿って指を左右に動かし、丁寧さを選びます。たとえば「謙譲」。
- 指を離すと「参ります」が確定します。
存在しない組み合わせは自動でスキップされ、薄く表示されます。
長押ししたまま下へ動かさずに指を離すと、パネルはそのまま残り、タップで選べます。左の列で活用、目盛りで丁寧さを選び、下の結果をタップすると確定します。右上の ✕ で何も入力せずに閉じます。
活用と丁寧さ
| 活用 | 例:食べる(普通) |
|---|---|
| 辞書形 | 食べる |
| ます形 | 食べます |
| て形 | 食べて |
| た形 | 食べた |
| ない形 | 食べない |
| 可能形 | 食べられる |
| 受身形 | 食べられる |
| 使役形 | 食べさせる |
| 意向形 | 食べよう |
| 命令形 | 食べろ |
| 条件形 | 食べれば |
| 丁寧さ | 例:食べる · ます形 | 例:行く · ます形 |
|---|---|---|
| 普通 | 食べます | 行きます |
| 丁寧 | 食べます | 行きます |
| 尊敬 | 召し上がります | いらっしゃいます |
| 謙譲 | いただきます | 参ります |
尊敬と謙譲では、文末に来る形は丁寧体になります。たとえば「お書きになりました」「参りません」「お書きになれます」「書かせていただきます」。辞書形、て形、条件形は後ろに言葉が続くので普通体のままです。特別な敬語がある動詞は、その言葉を使います:「伺う」「お目にかかる」「存じる」「ご存じではありません」「くださる」「差し上げる」。「お〜する」は相手に向かう動作だけで(お待ちする、お届けする)、「憧れる」「帰る」などにはありません。それ自体が敬語の言葉には重ねません。「召し上がる」は普通と丁寧だけ、「いただく」「伺う」には尊敬がなく、謙譲も重ねません。
形容詞と派生した言葉
形容詞には形容詞の行があります。「高い」なら〜く、〜さ、〜そう、〜すぎる、〜なる、推量形など。な形容詞には〜な、〜にもあり、条件形は〜ならです。形容詞にます形の行はなく、「高いです」は辞書形の「丁寧」で選びます。
「高さ」「静かな」のような派生した言葉も長押しでき、パネルはその行で開きます。「知らず」「知っている」のようにパネルにない形も長押しでき、結果には元の形が出て、タップするとそのまま確定します。言葉の横には活用の種類が出ます:五段、一段、サ変、カ変、い形、な形。
言い方を選ぶ
人称、家族、会社、人数、時間、あいさつ、こそあどなどのよく使う言葉は、長押しすると同じ操作で言い方を選べます。上下で言葉、左右でくだけた言い方から改まった言い方へ。たとえば「会社」なら、相手の会社を指す「御社」(話し言葉)と「貴社」(書き言葉)、自分の会社を指す「弊社」に。「ありがとう」なら「ありがとうございます」「誠にありがとうございます」に。
「10月28日」「15:30」のような日付や時刻は、長押しで書き方を変えられます(2026/10/28、午後3時半など)。「三」のような一から十の数は、長押しで「三個」「三枚」「三本」「三冊」「三台」「三杯」を読みつきで選べます。「取り扱い」「申し込み」などは「取扱い」「取扱」のような送り仮名の違う書き方に、「名前」「住所」「家族」「都合」などは「お名前」「ご住所」「ご家族」「ご都合」に。指を離してもパネルは残り、タップしたものが入ります。
確定したあとで続けて変える
動詞を確定すると、候補バーの予測の前に、その言葉を書き換える日本語が普通の候補と同じ見た目で出ます。タップするとその場で書き換わります。
- 文末:過去か非過去か、丁寧か普通か、否定か肯定かを一度に一つずつ変え、そのあとにて形が続きます。「諦める」のあとは「諦めた」「諦めます」「諦めない」「諦めて」。「諦めない」をタップし、続けて「諦めなかった」「諦めませんでした」。「行ってみる」のような場合は変わる言葉だけを出します:「みた」「みます」「みない」「みて」。「行きたい」「行ったことがある」も同じように変えられます。
- 続ける:今の形に合う続け方を出します。て形のあとは「いる」「ください」「みる」「おく」「しまう」「くる」「いく」「もいい」「はいけない」「から」、ます形のあとは「たい」「ながら」「なさい」「ませんか」、ない形のあとは「ないでください」「ずに」「なくてもいい」「なければならない」「ほうがいい」など、た形のあとは「たら」「たり」「あとで」「ことがある」「ほうがいい」、辞書形のあとは「前に」「ことができる」。
- 話し言葉:「書いている」には「てる」、「書いてしまう」には「ちゃう」、「書いておく」には「とく」、「てはいけない」には「ちゃいけない」、「なければならない」には「なきゃ」「なくちゃ」。
これらを長押しすると、そのまとまりのパネルが開きます。左が分類で、各欄は「…みる」「…みます」「…みて」のような形です(「…」は前の変わらない部分)。たとえば「いる」を長押しして「た形」をタップすると「書いていた」。雨が降る、物が壊れるのような誰にも操作できないことには、「ください」「みる」などは出ません。
このとき候補バーの右端は展開ボタンになります。展開すると最初の「変形」タブに、文末の各形(て形、意向形、命令形、条件形も)、続け方ごとの形、話し言葉がまとまりごとに並び、今の形が強調されます。タップした形に書き換わります。
書き換えたあとは、削除キーが元に戻す矢印になります。タップするたびに一つ前に戻り、最初に確定した言葉まで戻ると、あとは普通に一文字ずつ消えます。削除キーを長押しすると、いつもどおり続けて消えます。次の言葉を打つ、スペース、句読点、改行、カーソル移動のあとは書き換えません。
尊敬語と謙譲語の使い分け
- 相手や目上の人の動作には尊敬語:先生も召し上がりますか。
- 自分の動作には謙譲語:明日、参ります。
パネルでは隣り合っているので、スライドして見比べられます。
設定
App の「キーボード」で「長押しで動詞を活用する」をオフにすると、候補の長押しはタップと同じく確定になり、確定したあとの書き換えも出なくなります。